- 「副業の動画編集が稼げるってほんと?」
- 「今から動画編集を始めても間に合う?」
そんな疑問や不安があってあと1歩を踏み出せないあなたに、現役動画編集者の私が、副業の動画編集で稼ぐためのロードマップを紹介します。
目次
初心者から動画編集を始め2ヶ月目で9万円
初心者の私が動画編集を学び始めたのは、2019年10月です。
次のような感じで収益を上げることができました。
- 10月→0
- 11月→99,400
- 12月→183,000
- 1月→162,800
- 2月→53,519
数ヶ月だけピークでその後は下がってるやん…みたいに見えますが、定額の継続案件や、動画編集+シナリオ作成など、他スキルとのセットでの依頼がノーカウントになってます。
現在は、動画編集のお仕事メインで、Webデザインもライティングもご縁があればよろしくお願いしますという感じです。
動画編集の基礎スキルの習得は、早ければ数日〜1ヶ月もあれば終わります。
動画編集はMovieHacksで学びました
動画編集のスキルは、MovieHacks(有料教材)で学びました。
「独学でOK」という声もありますが、「お金をかけない学習ってかえって面倒なんだよな〜」と私は常々思っています。
- 何を・どういう順序で・どこまで学べばいいかわからない
- わからないことが出てきても質問や相談できる人がいない
- 勉強していたつもりが気づいたら別のことやってる
- つまづいたら「もういっか」って諦めちゃう
- 稼げなくても「まいっか」って諦めちゃう
こんなふうに、「無料」って実は「無駄」が多かったりします。
「趣味で動画編集したい」という場合は無料教材もアリだと思いますが、「動画編集で稼ぎたい」と明確な意志があれば、MovieHacksを買いましょう!
払った教材費は取り返せます。
副業の動画編集の始め方【2ステップ】
副業の動画編集のはじめ方は、たったの2ステップです。
私もこの方法で始めました。
- MovieHacksで動画編集スキルをつける
- ポートフォリオをつくり営業をかける
「ポートフォリオ」と聞くと「実際に案件を獲得しないと作れない」と思うかもしれません。
しかし「自分で撮影した動画を・自分で編集して・それをポートフォリオにする」という方法があります。
私も最初はソフトの使い方をレクチャーする動画を自分で録画し、編集したものを使っていました。
副業の動画編集で稼ぐためのロードマップ【4ステップ】
- 発信する
- 信頼を得る
- 営業相手を知る
- 応募する
ひとつずつ見ていきましょう!
ステップ1.発信する
私がやっていたのですが、とくにSNS経由で案件を獲得したい場合は有効です。
何を発信すればいいのか?
たとえばTwitterで、
「今日から動画編集の勉強はじめました」→「今日はカットを学びました」→「今日はテロップ入れを学びました」
といったレベルでOKです。
基本的なスキルが身についたら、総仕上げ感覚で、1本動画をつくってみましょう。
最初のうちは100%の力を出し切っても、100%納得のいくものは作れないと思います。
逆に「100%納得のいくものができるくらいスキルを身につけてから、発信しよう」という考えだと、いつまでたっても何も発信することができません…。
今の自分にできることを精一杯やっている姿が、発注者の目に留まることもあります。
動画編集はSNSで仕事募集がかけられている事も多いですが、発注者が応募者の何を見ているかと言うと「普段のツイート」と「フォロワー数」です。
- この人はどんな人なんだろう?(人柄)
- 信頼できる人かな?(信頼性)
- 言ったことを正しく理解してくれるかな?(理解力)
- 最後まで投げ出さず取り組んでくれるかな?(根性・計画性etc)
発注者には、このような不安や重視したいポイントがあるはずです。
そんな時、あなたがこれまで発信してきた過去のツイートが、強力なアピール材料になってくれるんです。
また、フォロワー数=信頼スコアと言い換えることができます。
「フォロワー数が多い人からの提案は、細かく目を通すようにしている」というクライアントさんもいます。
ステップ2.信頼稼ぎが先決だと心得る
動画編集のスキルが身についてきたら、いよいよ実践です!
さあ副業の動画編集で稼ぐぞー!という気持ちが強くなってくる時期だと思います。
初めのうちは「お金を稼ぐ」よりも「信頼を稼ぐ」ことを重視すると良いでしょう。
- 初回は無料or格安で受注する
- 納得してもらえるまで修正対応する
「初回はこっちがお金を払って編集させてもらった」というパターンの人もいます。すご…。
要は、稼ぎたい気持ちを前面に出し過ぎないことです。
繰り返しになりますが、まずは信頼を稼ぎましょう。
「任せてもいいかな」→「ぜひ任せたい!」に持っていければ、お金は後からついてきます。
【注意点】信頼稼ぎは早めに切り上げる
信頼獲得にフォーカスするのは、あくまで初期段階のみ!
無償ボランティアでは仕事になりませんので、信頼と実績を得られたら、ちゃんと「仕事」にしていきましょう。
ステップ3.営業相手を知る
「あなたの動画編集がしたいんです!」という熱意が伝わる提案メッセージを送りましょう。
そのためには、営業相手を知ることからです。
極端な例えですが、ビジネス系YouTuberさんにエンタメ系動画のポートフォリオを送っても「なんか、違う…」「いや、あんま俺のこと知らんやろ…?」って思われておしまいです。
- Twitterで少しでも絡んでみる(ファボや引用RTでも)
- 既存動画の細かいとこまで言及してみる(いつも楽しく拝見してます!→前回動画のこういうところが参考になりました!)
- 普段のツイートから興味関心や動向をチェックする
ステップ4.応募する
応募時は、次の5点は特に意識してみましょう。
- 丁寧な言葉遣いをする
- 聞かれていることに答える
- 聞かれるであろう事を先に伝える
- 動画を完コピする
- 自分に依頼するメリットを伝える
ひとつずつ見ていきます。
応募のコツ1.丁寧な言葉遣いをする
初対面の相手と話す時、いきなりタメ語という人はいませんよね。
「え?何この人?」って思いますよね。
当然、丁寧な言葉遣いや表現を心がけるはずです。
オンラインでも同じです。
多少絡んだことがあったり普段のツイートが砕けている相手には、「堅苦し過ぎない言葉遣い」が差別化につながるかも知れません。
ですが基本的には、正しい敬語でメッセージを送りましょう。
▼【参考】編集スキル以前に社会人のレベルが求められています。
▼動画編集者のレベル感▼
圧倒的に多いのがレベル1あたり。稼ぐためには最低限このラインを超える事。
あとは編集以外の事を学ぶ前に最低限、社会人としてのレベルを上げる必要があったり。 pic.twitter.com/DN4CuJipq2
— 動画編集講師🖥生ハム帝国 (@nhtk21) July 7, 2020
応募のコツ2.聞かれていることに答える
募集要項には漏れなく答えましょう。
逆に、聞かれていないことを送りつけてはいけません…。
たとえば、
「私は現在大学生で、1年生の頃からコンビニのアルバイトをしています。実家からの仕送りだけでは生活が厳しいため…。そのコンビニの人間関係は良いのですが時給が安く、彼女と遊びに行くお金も時間もありません。そこで何か良い方法はないかと探していたところ、動画編集という副業があることを知りました!自分にできるかなと最初は不安でしたが、毎日授業の合間にコツコツと続けていたら身に付けることができました!その後何か初心者でもできる動画編集の仕事はないかと探していたら、こちらの案件を見かけ、ぜひお任せいただきたく…」
聞かれていることに、簡潔に答える。が基本です。
応募のコツ3.聞かれるであろうことを先に伝える
募集要項は特に無いけれど、動画編集の仕事をしていく上で聞かれるであろう項目は、こちらから伝えておくとスムーズです。
- 納期
- 実績(URL)
- 週の可動時間と納品数
- 相手目線の強み
- 希望単価
- 使用PCスペックとソフト
こういうったところは、先に伝えておきます。
応募のコツ4.完コピする
最近採用された人の採用理由でよく見かけるのが完コピ!
(「最近」ってわけではないかな…)
完コピとは?
文字通り、営業先の動画を、テロップから効果音からぜーんぶコピーして作っちゃうやつです。
完コピって、
- スキル
- 熱意
提案文に必要なこの2つが一気に示せちゃうわけですね。
もし不採用だったとしても、動画のコピーには学びが多いです。
テロップ1つとっても、配色、境界線の太さ、影の有無など…。
今まで何気なく見てた動画やテレビ番組なんかも勉強材料に変わります。
「テレビ番組のテロップを見ていると、どうやって作るかイメージする」ってのは動画編集者あるあるです。
ただしコピーした動画を他の営業先の提案に使用することはNGです。
あくまで営業先の動画を完コピです。
応募のコツ5.自分に依頼するメリットを伝える
ここでのポイントは、相手目線でメリットを伝えるということです。
- 自分目線メリット→「1ヶ月で5万くらい欲しいです。目標達成できるよう頑張ります!」
- 相手目線メリット→「Webデザインスキルもありサムネ制作もできます!あなたの動画のクリック率を高めます!」
「私にはこんな強みがあるので、きっとあなたの役に立てます!」というメリットです。
「じゃ、お任せしてみよう」という気になりますね。
逆に、相手のメリットにならないことなら、どんなに立派な肩書きや経歴を書いても、蛇足になってしまいます。
【NG】既存動画の悪口を言わない
先ほど「自分に依頼するメリットを伝える」と伝えました。
しかし、これが既存動画を貶める伝え方になってはいけません。
例えば、
「現在アップされている動画のテロップ、背景と一体化してしまっててすごく見づらいです。あと、SEのボリュームが大き過ぎてイヤフォンしてると耳が痛いです。途中で聞くの止めました」
みたいな。
正しい指摘だったとしても良い気はしないですよね。正しいからこそムッとします。笑
ダメ出しや悪口にならないよう、改善点を伝えるのですね。
「ここをこうしたらもっとよくなると思います」と伝え方を変えたり、「こんなパターンもありかなと思いました」と、自分なりに編集したパターンを送付しちゃうとかですね。
動画編集の案件を獲得できる場所
動画編集の副業の仕事は、次のような場所で探すことができます。
- クラウドソーシングサイト(クラウドワークス、ランサーズ)
- SNS(TwitterやFacebook)
- ココナラ
- オンラインサロンなどクローズドな場
- オフライン
- 既存クライアントへの営業
1.クラウドソーシングサイト
クラウドワークスやランサーズで「動画編集」とキーワード入力し検索します。
「競争倍率が高く、報酬が低め」というデメリットはあるのですが、仕事の流れを掴みたい方、直接取引は不安がある…という方は、決済システムを備えているクラウドソーシングサイトを利用すると良いでしょう。
2.SNS
「動画編集者募集」などで検索をかけてみてください。
SNSだとフォロワー数が多い方、普段のツイートに自信がある方は有利だと思います。
ただし、SNS経由でのつながりは基本的に直接取引となりますので、契約書を交わすなどしてトラブル未然対策には念を入れてください。
3.ココナラ
ココナラは、スキルを売買できるサイトです。
- 出品
- 受注
- やり取り・納品
このステップで仕事を進めます。
購入・販売の際のお金のやりとりはココナラが仲介してくれますし、実績や評価が貯まれば出品ページをそのままポートフォリオとして使えますね!
スキルを売る人買う人どちらもストレスなく利用できるよう整備されている印象です。
会員登録は無料です。
4.オンラインサロンなどクローズドな場
クラウドソーシングサイトは万人に開かれていますが、オンラインサロンなどクローズドな場は、ある程度ふるいにかけられたメンバー(考え方や趣味など共通点あり)が参加しているので、提案しやすいかもしれません。
発注側としても、まったくお互い何も知らない相手より「同じコミュニティに参加している」という親近感もあって、心理的に依頼しやすいと言えます。
5.オフライン
ハードルは高いかもしれませんが「競争率が低い」と言われているのは、オフライン営業です。
行きつけの美容室や、不動産仲介店など、実店舗に営業をかけて案件を獲得する方法です。
6.既存クライアントへの営業
Webライター→動画編集者、Webデザイナー→動画編集者のように、メインスキルを鞍替えした場合は、既存クライアントへの営業をかけるというのも手です。
「鞍替え」とまではいかなくとも、複数のスキルを持っていてそれぞれの界隈で、クライアント(営業先)がある場合です。
今や多くの企業が「動画コンテンツを出したい」「YouTubeに広告を出したい」と考えています。
「でも、勝手が分からない…」「何から始めれば…」と悩んでる方も多いのですね。
イチから新しい人を探して依頼するより、以前から取引のある人に安心して任せられるなら…という心理である場合、あなたが「動画編集もできます」と伝えておくことで巻き取ることができます。
副業の動画編集者の将来性【7パターン】
「動画編集をとりあえず副業で始めたい」と考えている方も、副業からちょっと先のことを考えてみませんか?
将来のイメージを描いておけば、日々の仕事で気をつけるべきこと・日頃から勉強しておくべきことが見えてきます。
副業の動画編集スキルを身につけた後は、次のような選択肢が考えられます。
- 副業から本業へ
- ディレクター
- コンサルタント
- マーケター
- 発信者(YouTuber)
- 講師
- 教材販売
- 映像クリエイター
- 動画関連以外のスキルを身につける(アニメーション制作スキルやセールスライティングなど)
上記いくつかを組み合わせることもできます。
私は、動画編集だけでなく、アニメーション制作スキルとセールスライティングを学んでいます。
さらに、デザインスキルとWebライティングスキルも持っています。
スキルは単体ではなく掛け合わせることで強みになります。
今後も動画編集者(と名乗る人)は増えていくと思いますので、自分に依頼することのメリットやアピールポイントを作り、開示しておきましょう。
【Q&A】副業の動画編集についてよくある質問
動画編集についてよくある質問をまとめます。
動画編集ソフトはどれを選ぶ?
定番のPremiere Pro一択です。データ納品を求められることもあります。
動画編集のおすすめPCは?
PC推奨スペックについては、Adobe公式サイト(リンク)に案内があります。
こちらをチェックするのが確実です。
下記はWindowsの推奨仕様です。
プロセッサー | Intel® 第 7 世代以降 CPU または同等の AMD CPU |
---|---|
OS | Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1809 以降 |
RAM | ・HD メディアの場合は 16 GB の RAM
・4K メディア以上の場合は 32 GB |
GPU | 4 GB の GPU VRAM |
ハードディスク空き容量 | ・アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD
・メディア用に追加の高速ドライブ |
私も正直「なんのこっちゃ?」な部分が多いです。
詳しい人やPCショップの店員さんに確認するのが早いです。
動画編集とVyondアニメ制作どっちが稼げる?
TwitterのDMで実際いただいた質問ですが、私は動画編集のほうが「稼ぎやすい」と思いました。
(※あくまで「稼ぎやすいと感じた」という、きわめて個人的な話)。
その原因というか理由の1つとして、Vyondならではの制約なんですが譲渡手数料というものがあり、これをクライアントに理解してもらうのがぶっちゃけ面倒…だったりします。
迷う場合どちらも着手してみると良いと思います。それぞれ1週間あれば基本的な学習は終わります。
Premiere Proも簡単ですが、Vyondはさらに簡単です。パワポみたいな感じです。
そのかわりというわけではないですが、シナリオ作成やセールスライティングスキルで差がつきます。
Vyondについては「ザ・セールスライター」チャンネルさんがたくさんの動画をアップされてるので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
副業の動画編集はMovieHacksで始めるべき!
副業としてスキルを学んで稼ぐ力を身につけるなら、動画編集がコストや期間を抑えられおすすめです。
5Gの伸展やコロナ禍でリモートワークが推進される中、動画市場はますますアツい分野になります。
ここまで読んでくれたあなたには、今のうちにMovieHacksで動画編集スキルを身につけ、なるべく早くアピールポイントや差別化の構築フェーズに入っておくことをおすすめします。