動画編集

営業文に教材名「だけ」を書くのはもうやめにしよう

こんにちは、ちなです。

3年前にフリーランスとなり、Webデザインや動画編集のお仕事で生活しています。

先日、次のツイートをしました。

クラウドソーシングサイトのプロフィールや案件応募文に、教材名「だけ」を書くのはもったいないです。
✅できること
✅納期の目安
✅使用ソフト
✅料金体系
✅稼働時間
✅修正対応回数
✅実績
などを書いておくと、依頼側は仕事を依頼しやすいです。

このツイートに、次のような引用RTをいただきました。

たまにクラウドソーシングで「MovieHacks受講しました!」をメインにアピールしてる人いるけど、それより過去作品とかをアピールした方がいいですね。 教材名言っただけで案件取れた人も何人か知ってますが、あまりオススメしないw 教材製作者としては嬉しいけど。。。

お仕事を外注する機会の多い迫佑樹さんの発言なので、信頼性は担保されると思います。

という前提で本記事では「営業文の書き方」について話します。

営業文に教材名「だけ」を書くのはもうやめにしよう!

教材名は発注者が知りたい情報ではない

クラウドワークスで他の人のプロフィール欄を見ていたら、教材名「だけ」を書いているものをちらほら見かけました。

例①

MovieHacks受講生です。動画編集8,000円〜承ります。

発注者のキモチ(MovieHacksってなんだろう?「動画編集8000円〜」って書いてあるけど、何分まで8000円だろう???まさか1分で8000円だったら高いよなー。この情報だけじゃわかんないなー

例②

生ハム帝国さんが講師をつとめるMovieHacksを受講しています!実績の積み上げ中です!

発注者のキモチ:(さっきも出てきたけどMovieHacksってなんだろう?有名なのかな?あと、生ハム帝国さんって誰?「実績積み上げ中」ってあるけど、このひと何ができるんだろう???

発注者のキモチ部分は、推測ですけどね。

しかし大半の発注者は、教材についてあまり知らないのではないでしょうか?

仮に知っていたとしても「どの教材で学んだか」よりも、「これからお願いしようと思っている作業をしっかり遂行できる人かどうか」のほうを見極めたいのではないでしょうか?

なので教材名は発注者が知りたい情報とは必ずしも言えません。

「これで学んだ」より「これができる」を伝える

営業文には、相手が知りたいであろう情報を書きます。

「相手の気持ちなんか分かるわけないよー」という場合は、他の人の営業文を参考にしましょう。

ココナラやクラウドソーシングに掲載のプロフィール文などですね。

ここは公開されているものなので、誰でもチェックできます。

【参考】他人の営業文(プロフィール欄)を見る手順

例)クラウドワークスの場合

▼①フッターのメインメニュー>クラウドワーカーを探す をクリック▼②探したいワーカーの職種で検索(例:動画編集)

③検索結果が表示されるので、見ていく。

④ふむふむ。

営業文の記載例

発注者が気になるであろう情報は、あらかじめすべて書いておくとOKです。

  • 作業環境(PC、使用ソフト)
  • 1日の稼働時間
  • 納期の目安
  • 料金体系
  • 修正対応回数
  • サンプル動画や実績など
  • 意気込みやPR

こんな感じでしょうか?

「コレが足りない!」と思ったら、加筆していただきたく…。

そして、必要な情報を穴埋めしていくだけです。

実際にやってみましょう。

【例】

はじめまして。
動画編集者の◯◯(本名)と申します。

これまで多くのYouTuberさんや企業様から
お仕事の依頼をいただき、動画編集させていただきました。納品した動画は○本以上あります。

再生回数やチャンネル登録者数を伸ばすためのご提案もできます。

↑実績や知見があれば、オレンジマーカー部分みたいなことも書く

▼作業環境(PC、使用ソフト)

・PCスペックやOS情報
・Premiere Pro
・Photoshop
・Illustrator

▼1日の稼働時間
8時間程度
上記は目安です。平日、休日問わず対応可能時間も多いですので、お気軽にご相談ください。

▼納期の目安
週3〜4本
月15本程度の納品が可能です

▼料金体系
5分まで:・・・円
10分まで:・・・円
以降5分ごとに・・・円追加

▼サンプル動画や実績などワンクリックでアクセスできるようURL記載

※発注者のテイストに合わせた動画を送付する

※サンプル多すぎても見てもらえない。厳選し「これぞ」というものを送付すると良い

迅速・誠実に対応させていただきます。
よろしくお願いいたします。

こんな感じで「あとはもうYESかNOを答えるだけ!」というところまで書き込むと親切です。

相手の負担を軽減する

相手の立場に立ち、相手の負担をいかに軽くするか考えましょう。

質問されそうなことは、あらかじめ先手を打って書いておきましょう。

情報を書きすぎたから断られるってことはないと思います。不要だと判断したら、シンプルに「読まれない」っていうだけなので。

ただ、情報不足でチャンスを逃すのはもったいないです。

まとめ:営業文で相手の疑問をすべて解消しよう

営業文の段階から相手の負担を軽減させることができていれば、発注側に、

  • 「やりとりがスムーズそうだな」
  • 「こちらの意向を組んでくれそうだな」
  • 「コミュニケーションコストがおさえられそうだな」
  • 「信頼できる」
  • 「好き!この人に発注したい!」

などなど思わせることができます。

好感触を与えられれば、話も進めやすくなります。なんなら募集している以上のお仕事を任せてもらえるかも知れません。

教材名「だけ」書いていたのでは、なかなかここまで進展しません。

というわけで、教材名「だけ」を書くのはもったいないですよ、という話でした。

この記事は以上です。