書評

DaiGo『人生を変える記録の力』を読んでMovieHacksを始めた話

メンタリストDaiGoさんの新刊『人生を変える記録の力』を読み、さっそく行動に移せた出来事があったので紹介します。

【行動】SWOT分析で優柔不断を撃退できたエピソード

先日、私は次のようなをツイートしました。

DaiGoさんの『記録の力』を読んで今抱えている悩みをSWOT分析してみたら「申し込むべき」と結論が出たので #MovieHacks 値上がり前に駆け込みました。10月は動画編集スキルを身につける月にしよう。スキルハックスシリーズ受講3本目。

Movie Hacks(ムービーハックス)とは、 YouTube に特化した動画編集講座。講師は生ハム帝国さんです。

-MovieHacks- YouTube特化型の動画編集講座-MovieHacks- YouTube特化型の動画編集講座

以前から動画編集に興味があり、Premiere Proの入門書を読むなどして自己流で勉強していた私ですが、日によって勉強したりしなかったり、ブランクが空いてしまったりと、なかなか前進できずにいました。

そんな時DaiGoさんの新刊を読み、そこで紹介されているSWOT分析という方法を知ります。

自分が実行しようかどうか迷っていることを4つの視点で分析し、優柔不断を撃退しようという内容です。

SWOT分析のやり方

画像引用:『人生を変える記録の力』DaiGo

SWOT分析のやり方は、いたって簡単です。

紙を一枚用意します。

1番上に「自分が今実行すべきかどうか悩んでいる内容」を書きます。私の場合は、MovieHacksを受講しようかどうか悩んでいたのでそのことを書きます。

4つのブロックを描き、左上から時計回りに強み・弱み・脅威・機会を入力していきます。

SWOT分析に書き込むこと
  1. 強み
  2. 弱み
  3. 脅威
  4. 機会

それぞれに書き込むことを伝えます。

①強み⇒自分の能力や優秀ポイント

「強み」には、自分の能力や優れているポイントを書き出します。

私の場合は、まず「継続力」と書きました。同じ会社が出している他のサービスを受講し収益につなげた経験もあるので、それも書き込みました。

②弱み⇒人より劣ってるポイント

「弱み」の欄には、自分が人よりも劣っているポイントや、あまりうまくできないと思っている事を書き出します。

私の場合、人と自分を比べてしまってしょんぼりすることが多いので「気後れする」「すごい人を見ると今更自分なんか何をしても無理と思ってしまう」といったことを正直に書きました。

③機会⇒行動することで得られるチャンス

「機会」の欄には「もしその行動を実践したらどのようなチャンスが手に入るだろう?」ということを書き込みます。

動画編集というスキルのポテンシャルについては、2020年春より5Gがスタートするので「5G市場」と書き込みました。伸びる市場で求められるスキルを持つということは、新たな収入源が増える可能性も考えられます。それも書きます。

5Gによって私たちの生活はどう変わる?影響と危険性をまとめてみた2020年春からサービスが開始する5G(ファイブジー/第5世代移動通信システム)。 「とりあえず通信が速くなるんでしょ?」 ...

④脅威⇒リスクや悪影響

最後、「脅威」の欄です。

ここには「その行動を実行することによって起こるリスクや悪影響」を書き込みます。私の場合は、まずお金に関するリスク。「費用回収できないかもしれない」「一時的に授業料が出費として出てしまう」といったことを書き込みました。

以上4つのブロックを見たら、一番下の感想欄に率直な自分の意見を書き込みます。

【仕上げ】最後に自分の感想を直感で書く

ここでのポイントは、直感的に自分が感じたことを書くということです。

時間をかけて考えると、思考の癖が出てしまったり、言い訳を並べ始めたりするので、とりあえずスピーディに書き込みます。

感想欄には次のようなことを書き込みました。

  • 強みと機会が勝っている
  • 脅威欄に書いたことは工夫と努力次第で克服できる
  • 「授業料を回収できないかもしれない」という脅威も書いているが、 仮に回収できなかったとしても死ぬことはない金額
  • 翌日には授業料が2万円値上がりする(外部環境)

これらを観察した結果「今やるべきだ」という結論に至ったので、即申し込みを済ませました。

汚い汚い

10月はMovieHacksを淡々と進めて、収益につながるレベルまで成長予定です。

SWOT分析をやってみて分かったこと

本書で紹介されている内容に従って実際に分析を行ってみたのですが、実感できたことが3つあります。

  1. 記録することで自分の考えを整理できる
  2. 手を動かして書くことで自分と悩みの間に距離が置かれる(頭の中だけで考えていると、都合の良い方やラクな方へ舵を切ってしまいがち)
  3. 感情的にならず論理的に物事を判断できる

やる前は正直「いちいち紙に書くのめんどくさいな」と思っていましたが、やってみたら、なるほどこの面倒臭さが逆に客観性や合理性をもたらしてくれるポイントなのかもしれないと感じました。

優柔不断を撃退するSWOT分析については、以上です。

SWOT分析の他にも「これは使えそう」と思ったテクニックをあと1つ紹介します。

やりたいことが見つからない人は「行動ダイアリー」

  • やりたいことが見つからない
  • 現状に満足しているわけではないけれど、他に何をしたらいいのかわからない

私自身が割とこういった状況に陥りがちです。

手段が目的しやすい性格で、大学入試や資格取得の勉強や転職も、やりたいことがあったがゆえの行動というよりも、何にも情熱を傾けられない自分をごまかすためにこなしていただけのような気がします。

こういう以前の私みたいに行動の指針がない人に「行動ダイアリー」がおすすめです。

行動ダイアリーの書き方
  1. 行動を1時間単位で記録する
  2. その行動に対する喜びと達成感を10点満点で採点する
  3. 自分が何に喜びや達成感を感じているのかをチェックする
  4. 自分にとって喜びや達成感のバランスが良い行動を把握する
  5. その行動に割く時間を増やす

画像引用:『人生を変える記録の力』DaiGo

自分にとって幸福度が高い行動を把握し、その行動を増やしていくという方法です。

こうすることで自分が好きなものへの理解が深まるので、理解にしたがって次の行動を増やしていけばOKです。

まとめ:記録の力とは客観性を取り戻させてくれる力

手を動かして記録することによって、 自分の中にある感情や考えを一旦外に取り出すことができ、 少し距離を置いて物事を見ることができると感じました。

この記事で紹介した以外にも、記録の力が発揮できる33ものテクニックが紹介されています。

目次をパラパラ眺めてみて、 気になったテクニックを1つか2つ試してみてください。記録の力があなたの悩みを解決してくれるはずです。