読書感想

『中田式 ウルトラ・メンタル教本』を読んでみた感想まとめ

こんにちは、ちな(@writer_china)です。

毎朝のウォーキングのおともに、中田敦彦さんのYouTube大学をにやにやしながら聴いています。

最近は、ギリシャ神話の解説が続いています。偉大なる神々が壮大なスケールで人間っぽいことをしているのが楽しいです。

私は小学校時代にギリシャ神話にハマり、図書室にある本をいろいろ読んでいました。ギリシャ神話についてはそれなりに知っているつもりでしたが、知らないエピソードが聞けたり、イメージが刷新されることも多く、楽しめます。

You Tube大学の取り上げる文学ネタにおいては「それ知ってる」ということでも、とりあえず見るようにしています。べつの切り口や愉しみ方を気づかせてもらえるからです。

さて今回は、2019年9月に出た新刊『中田式 ウルトラ・メンタル教本』を読んで、個人的に気になった3つのポイントをシェアしたいと思います。

この本は、著者の中田さんが、複雑化した社会の中でたくましく生き続けるために必要な強さについて語っている本です。

多くのメンタル本は「すべきこと・やるべきこと」を書きますが、これは「やらないことリスト」という形になっています。

1.やりたいことを探さない

「やりたいことがある人は強いなぁ」。

よくそう思います。

インターネットや 書籍でも「やりたいことをやれ」「好きを仕事にしろ」とよく言われますよね。

実際やりたいことを仕事にして、キラキラ輝いてる人もたくさんいます。とても眩しく見えます。

その一方で「やりたいことがない(わからない)」という悩みも増えてきているように感じます。

やりたいことで稼げる時代だということは分かった。しかしそもそも自分が何をやりたいのか・何をやればいいのかがわからず不安……。

わかる。

こんな人々に本書は「もっとシンプルになってみませんか」と提案します。

「やりたいことをやろう」と思うのではなく「喜ばれることをやればいい」んです。

向き不向きはやってみないと分かりません。

喜ばれることをやった結果本当に喜ばれてそれが自分のやりたいことになるかもしれませんし、喜ばせるつもりでやったことが裏目に出て相手も自分も残念な気持ちになってしまうかもしれません。

でも、大丈夫。

仮にダメな結果になったらやめてかまわないのです。

失敗はチャレンジするものの特権。

「これをやったら喜ばれるかも」という軽い気持ちでどんどんチャレンジすれば良いのです。

2.自分を見せない

2つ目は「自分を見せない」ということです。

ここで品川庄司の品川さんとのエピソードが語られます。

「元祖嫌われ芸人」とも言われる品川さんは、バラエティ番組でのツッコミがあまりに的確だったせいでキツイ人に思われがちです。だけれども「実際は後輩思いの優しい人」だと中田さんは紹介しています。

映画監督をつとめたときは役者さんに「最高!めっちゃ良いです!」と声をかけるそうです。

監督として現場を最も良い状態にするために、自分を監督モードにして望んでいるということです。

このことから中田さんは「ミッション達成のためには自分なんて見せなくていい」という結論を導き出しました。

あれだけ自信満々に見える中田さんも、講演会の仕事で人前に立つ時はいまだに緊張されるそうです。しかし怖気づいてしまっては仕事にならないので「講師モード」に変わります。

そう言われてみれば、YouTube大学の中田さんはキレッキレですが、別の動画の中田さんを見るとテンションの落差に驚くことがあります。

これは中田さんがYouTube 大学では立場上「講師モード」に切り替えていた証拠です。

どんな仕事にも役割があります。

ありのままの自分を封印して役割に適した態度をとること。役割を演じ切ること。これこそビジネスにおける最も重要なスキルだということです。

3.競わない

本書で中田さんは「多くの実力者がひしめく場所に行っても競争に飲まれるだけ。勝ち目はない」と断言しています。

たとえば芸能界で言うと、食レポの仕事は飽和状態だそうです。

アンジャッシュの渡部さんをはじめグルメなタレントさん……石塚さんのように食レポに特化したタレントさんはたくさんいます。自分がこれからグルメタレントになろうとしてももはや手遅れ。

では、どうするか。

中田さんは「ニッチなところでオンリーワンになろう」と語ります。

実際中田さんは意識的にニッチなポジションを取っていってます。

  • 芸人×YouTuber
  • 芸人×アパレル経営者(幸福洗脳というブランドを起ち上げてます)
  • 芸人×大学講師

これらは全て競合相手が少ない掛け合わせです。

中田さん曰く「他の人があまりチャレンジしようとしない領域はやりがいがある」ということです。

【体験談】「競わない」に共感した出来事

「競わない」重要性に関しては、私も実感した出来事があります。

今年の夏頃にデザインスキルを身につけてクラウドソーシングのコンペに応募しまくっていた時期のことです。

コンペにはアマチュアからプロの方まで参加します。

プロの方のデザインスキルと言うとやっぱり経験を感じさせ「とても歯が立たないな」と思うことがほとんどです(それでもたまには採用していただけました)。

プロのデザインスキルを学べるという点ではコンペに参戦しまくったことは無駄ではありません。しかし、コンペという仕組みは採用されなければ1円にもなりませんので、はっきり言って疲弊しました。

そこで私は、自分が身につけたデザインスキルを、「クラウドソーシングという競合がひしめく場所ではなく、自分のフィールドに持ち込んで案件につなげよう」と考えました。そのほうが効率的だし喜んでもらえることが多いと気づいたのです。

そもそも私がデザインスキルを身につけようと思ったきっかけも、ライターサロンで「いいね」「使いたい」と言ってもらえたことがきっかけです。

具体的にどうしたかと言うと、私のベーススキルであるライティング+αとして提案していくようにしました。

たとえば記事を納品する時に「必要ならアイキャッチも作りますよ」「SNS のヘッダーも作れますよ」 といった感じです。ゴリゴリいくと疎ましがられると思うので、さらっと……w

クライアントさんにとっても、メディアの方向性が共有できているライターにデザイン制作まで依頼できたらラクだろうなと思います。

もちろん+α要素だからといって半端な気持ちではやりません。

記事執筆にあたって読者ターゲットやメディアのゴールを共有できているので、その情報をもとに、一緒に作り上げていくようなイメージです。

こんな経験があったので本書に書かれている「競わない」には とても共感することができました。

「競わない」を言い換えると「自分が活躍できる領域を見つけ出す」ということです。 これから仕事をしていく上で重要な視点だと思う思うので、

  • 自分が活躍できそうな場所はどこか?
  • なるべく競わないために現状の自分にどんな掛け合わせがありうるか?

といったことをこれからも考えていきたいと思います。

まとめ

本の紹介をした後に言うのもなんですが、……中田さんは本より動画が面白いです。

これからも出される本は買って読むと思うんですが、何か新しいことを吸収しようというよりも、中田さんは今どういうことを実践してるんだろう?という気持ちで読むと思います。

いろいろ試行錯誤されてるんだろうな。

……安定を求めず常に試行錯誤しより良い自分に生まれ変わっていこうという姿勢は見習いたいものです。