今年に入って新しく学んだことが増えました。人生で初めてプログラミングしてみたり、PhotoshopやIllustratorを使ってみたり。
学びたいことが増えてくると「時間をどう使うか」や「効率の良い勉強方法」が気になります。
今回読んだ『インプット大全』という本に、そんな悩み解決のヒントを見つけたので共有します!
- 「スキマ時間で効率よく勉強したい」
- 「限られた時間で良質な学びを手に入れたい」
- 「脳科学に裏付けられた勉強法を知りたい」
という方は参考にしてみてください。
私が本を通して「これは使えそう」と思ったポイントを10個に絞って紹介します。
ちなみにこの本は、サンクチュアリ出版の年間購読システム「クラブS」で受け取ったものです。
「クラブS」の詳細はこちらのTweet参照。偏りがちな読書傾向に変化を求めて入会しました。星座本ついてきて嬉しかった!
サンクチュアリ出版(@sanctuarybook)のクラブS入会!
✅1年間毎月新刊1冊届く(12冊保証)
✅気に入らなければ既刊本と交換OK
✅イベントで使えるクーポン付き
✅途中解約OK
待望の1冊目!しかも自分の星座本プレゼント付き🎁これは嬉しい!
サンクチュアリの本は装丁がおしゃれなので紙で読みたい🤤 pic.twitter.com/MaaTGqFNkL— ちな@動画編集中 (@writer_china) September 8, 2019
目次
1.学びのステップを踏む
学びにはステップがあります。
このステップを踏まず、いきなり高度な学習から手を出すと挫折します。
たとえば「プログラミングを学びたい!」という初心者が、分厚い専門書から手を出すと高確率で失敗します。
しかし考えてみればこれは当然の失敗で、ただ学びのステップをすっ飛ばしてしまっただけ。
逆に、学びのステップさえきちんと踏んでいけば失敗を最小限にとどめ、コスパよくスキルを身につけることが可能です。
本書によると、学びのステップは次のとおり。
- 本を読む
- 動画・音声で学ぶ
- 講義・講演・セミナーで学ぶ(1対多数)
- マンツーマンで直接学ぶ(1対1)
- 人に教える
出典:樺沢紫苑(2019)『学び効率が最大化するインプット大全』サンクチュアリ出版
学びたいことがあったらまずは入門書1冊買いましょう。
ちなみに私がPremiere Proで動画編集を学ぼうと思った時は、まず最初に入門書を1冊買いました。
今日から動画編集の勉強します🙌まずは書籍1冊通します。とりあえず評判良くて分かりやすそうなやつ買った。 pic.twitter.com/2dWLJ8gI0n
— ちな@動画編集中 (@writer_china) August 26, 2019
全体像を俯瞰できるという意味でも、「まずは簡単な入門書1冊から」はおすすめです。
2.人に伝えること前提で読む
本書の著者・樺沢氏は精神科医ですが、患者さんに服薬指導した後「理解できましたか?」と尋ねるそうです。すると患者さんは「はい」と答えます。次に「では私が何を話したか繰り返してください」と言うと、多くの人は、ぽかーんとして答えられないそうです。
「聞いて理解した」というだけでは理解できなきていない、もしくは極めて浅い理解にとどまっています。
深く理解し、記憶に定着させるなら「人に伝えること」を前提に学ぶと良いのです。
- ただ本を読むのではなく「ブログ記事にしよう」という前提で読む。
- セミナーに参加したら「この話をみんなに伝えよう」という姿勢で聞く。
3.何もしない休憩時間を作る
私はプログラミングやデザインを勉強するための時間を午前中に確保しました。8時半〜10時の間です。
しかし「これでは足りない」と焦ることがありました。そこで、仕事のスキマ時間や休憩時間まで勉強時間にあてました。
……が、結論から言うと効率が落ちました。
詰め込みすぎたあまり集中力が切れて、仕事中に眠くなってしまったからです。パソコンに向かっていてもぼーっとしたりしていました。
人間の脳は、視覚情報の処理に脳のキャパシティの8〜9割を使うそうです。
休む時は目を閉じて脳を解放する。
何もしない時間を作ることで、集中力が回復し、効率よく勉強できるのです。
4.情報を見極める
本書では「無料には嘘やまちがいが多い」と書かれてあります。私はここに(無料には)「回り道が多い」も加えたいです。
デザインの勉強をしようと思った時、最初は「YouTubeの無料講座でなんとかなるだろう」と考えていました。基礎の基礎はたしかに無料講座でなんとかなりました。が、そこから先へ進もうとした場合、「次はどの動画を見ればいいのか?」ということで迷いました。
いろんな動画を検索しているうちに「これも必要そう」「これも学習しなきゃ」と頭がパンパンになってしまうこともありました。
なるべくお金をかけず無料でなんとかしようとした結果、時間を無駄にしてしまったのです。時間を無駄にするということは、すなわちお金を無駄にすることです。
無料で落ちてるものは玉石混交。
情報をリサーチする際も、それが個人の意見なんか、根拠のある事実なのかを見極めるようにしましょう。
5.SNSでシェアする
記憶を定着するには「2週間で3回以上」アウトプットすることが大切です。
「3回以上か……面倒だな……」と思いがちですが、学んだことをSNSでシェアすれば一発解決です。
- Twitterで「今日は○○を学習しました」と発信する
- 「ためになりました」「シェアありがとうございます」とコメントがつく
- ついたコメントに返信する
コメントに返信する時は、自分の意見や洞察を書き加えます。
出典:樺沢紫苑(2019)『学び効率が最大化するインプット大全』サンクチュアリ出版
これって立派なアウトプットですよね。
情報発信は知識に変換され、圧倒的に記憶に残りやすくなるということです。
ちなみに私は動画編集を学び始めた時、入門書を読みながらとりあえず1本動画を作成してみました。
3分動画を作ってみました。
製作〜投稿の流れが分かったところで、課題点も見えてきた…🤔
案件獲得に向けてスキルをブラッシュアップします。【初心者向け】Canvaでアイキャッチ画像を制作する https://t.co/z4VrJskPEg @YouTubeより
— ちな@動画編集中 (@writer_china) September 3, 2019
実際手を動かしたことで大まかな流れをつかむことができ、アウトプットの大切さが実感できました。
6.一緒に成長する仲間を持つ
一緒に頑張る仲間がいると、一人で頑張るより成功が速い。という内容です。
……これは正直「人によるかな?」とも思いますが、実践的なので紹介します。
本書によれば、勉強が長続きしない人やすぐ挫折する人には「ひとりでがんばっている」という共通点があります。逆に、大きな目標を達成する人には「一緒に成長する仲間を持っている」という共通点があります。
一緒に成長する仲間を持つことで、次のことが期待できます。
- 応援し、応援される
- 助け合える
- モチベーション維持できる
- 結果的に、継続できる
なんとなく分かりつつ、ピンと来ないのは私が「勉強は一人でするもの」という考えにとらわれているためでもあるでしょう。
今後新たに勉強する時は、試してみたいと思います。
7.メンター(そうなりたい人)を徹底的に真似る
「真似る」は「学ぶ」だと言われます。
「こうなりたい!」という人がいたら、徹底的に真似しましょう。そうすることで、自己成長が猛烈に加速するメリットがあります。これは、心理学でいう『モデリング』が働くからだそうです。
モデリングとは、対象物(モデル)の動作や行動を見て真似ることで、その動作や行動を習得する、観察学習のことです。赤ん坊が親の行動の一挙一投足を見てマネたり、言葉を習得していくのもモデリングです。
この時のモデルとなるのがメンターです。
メンター選びは難しく考えなくてOKです。「自分も、そのようになりたい!」という強い思いがあれば、行動や考えをコピーします。
8.インプット直後にアウトプットする(想起練習)
記憶したことを何も見ずに書き出すことをしましょう。
これを想起練習と言います。
実体験を1つ紹介します。会社員時代、私は行政書士試験に合格しました。1年目不合格、2年目で合格しました。その時に取り入れたのが「想起練習」です。当時の講師から教わったことですが、この本にも書いてあり「やっぱり!」と思いました。
教科書や講義を真剣に聞いて「ふむふむ、理解した」と思っても、何も見ずに説明しようとすると難しいものです。
文章は拙くてもボロボロでも良いので、学習したことをなんとか自分の言葉で説明していくうちに、それが定着につながります。
本書では「インプット直後5分」の想起練習をすすめています。
9.寝る前15分にインプットしてアウトプットはしない
インプットに適した時間帯は午前中だと知っていいても、「慌ただしい朝に勉強時間は取れないよ!」という人も多いでしょう。
午前中以外にも記憶のゴールデンタイムと呼ばれる時間帯があり、それが「寝る前15分」だそうです。
そもそも記憶が定着しない要因に「記憶の衝突」というものがあります。何か1つ暗記した後に、別の記憶をインプットすると、脳の中で情報同士が衝突して定着が妨害されてしまうというもの。
記憶の衝突を起こさず、良質なインプット時間確保のため、寝る前15分を活用しましょう。
スマホ見ながら寝落ち……結構やってしまうのですが、やめようと思います。
10.「週2時間以上」運動する
運動することで、次の力が向上します。
- 集中力
- 注意力
- 実行機能
- 読解力
- ワーキングメモリ
- 創造力
- 発想力
- モチベーション
- IQ
- 意欲
- ストレス耐性
……どれも「もっとあればいいなあ」と思うものばかりですよね。これらを、運動するだけでアップできるんだそうです。
本書で紹介されている具体的な運動方法は、次のとおり。
- 有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、自転車、水泳など)
- 1回45〜60分以上の運動を週2回
- 1〜2ヶ月は継続する
- 運動強度は「心臓がドキドキしてちょっと苦しいくらい」(中強度)
記憶力アップだけでなく、健康維持のためにも運動を始めましょう。
ちなみに私は毎朝30分間、ウォーキング(たまにジョギング)を1年間継続しています。
ダイエットのためでしたが、脳トレにもなるということが分かったので、今後も継続していこうと思います。
限られた時間で効率よく学ぶ10の方法まとめ
- 学びのステップを踏む(まずは入門書を1冊読もう)
- 人に伝えること前提で読む(学んだことをブログやSNSで発信しよう)
- 何もしない休憩時間を作る(休む時は目をつぶろう)
- 情報を見極める(もっと学びたいと思ったら惜しまず出費しよう)
- SNSでシェアする(1行でも良いから学んだことを発信しよう)
- 一緒に成長する仲間を持つ(モチベ維持につなげよう)
- メンターを徹底的に真似る(真似ることを恐れなくてOK)
- インプット直後にアウトプットする(学習したら何も見ずアウトプットしてみよう)
- 寝る前15分にインプットしてアウトプットはしない(寝る前のスマホをやめよう)
- 週2時間運動する(毎朝のウォーキングを続けよう)
実践できそうなものがあれば、取り入れてみてくださいね。