動画編集

アニメーション制作ソフト『VYOND(ビヨンド)』の使い方【パワポ感覚でカンタン作成!】

こんにちは、ちな(@writer_china)です。

最近使い方を覚えた動画作成ツール「VYOND(ビヨンド)」について紹介します。

この記事は、次のような方の参考になると思います。

  • 「VYONDって難しい?」
  • 「VYONDでどんなことができるの?」
  • 「VYONDの実際の画面を見てみたい」

かつての私と同じように「VYOND…選ばれしプロのみが使うことを許されたツール…」と身構えている方が一歩踏み出すきっかけになればいいなと思ってこの記事を書いています。

私が学んだ学習教材Animation Hacksについての記事はこちら↓

【教材レビュー】Animation Hacks(アニメーションハックス)受講してみた!本記事はVyond教材『AnimationHacks(アニメーションハックス)』の受講レビューです。 Vyondを1度もさわったこ...

VYONDを使って2時間で作成した動画

▼まずは私が作成した動画を見てください。

VYOND学習1週間で作成した動画です。

1週間って割と時間をかけたほうだと思っていて、数日で動画作成されている方もいます。

もう1つ、2つくらい見ていただきたい。

後ほど説明していきますが、作ったスライドはテンプレ化すれば作業時間を短縮できます。これらの動画でもいくつかのスライドを使いまわしています。

作業時間(手を動かした時間)は、だいたい2〜3時間です。

最初に「何を、どんなふうに伝えるか」って部分は別に時間がかかっています。

「よし、この流れで作成しよう!」って決まったらあとはスライドに落とし込んでいくだけです。

なので、VYOND作業時間よりも、前段階の「何をどう伝えるか」「どんなメッセージを入れるか」って部分に割く時間のほうが重要になってくるかも知れないです。商品やサービスの魅力を要約する力とかですね。

ですが、この記事はVYOND操作に関するものですので割愛します。

では、実際の操作画面を見ていきましょう。

VYONDとはパワポ感覚で作れる動く紙芝居である

じゃーん。これがVYONDのトップ画面です。

VYONDはクラウド型ソフトなので、このトップをブクマしておいて使うたびにアクセスして編集作業する感じです。

「Your Videos」というところに、私がこれまで作成したアニメーション ファイルが表示されています。WordとかExcelの「最近使ったファイル」みたいなやつですね。

編集中ファイルの続きをやりたい時は、ファイルをクリック。新規ファイルを作成したい時は、画面右上に「MAKE A VIDEO」というボタンがあるのでクリック。

3つのスタイルから選べる

▼「MAKE A VIDEO」をクリックすると、スタイルを選択する画面になります。

右端の「ホワイトボードアニメーション」タイプは、ハック大学のぺそさんや、サラタメさんが使っているものですね。

真ん中の「ビジネスフレンドリー」タイプは、YouTubeの漫画動画とかで見かける気がします。スカッと系とか。

左端の「コンテンポラリー」タイプは、商品PRや企業紹介に向いています。ちなみに「コンテンポラリー」は「現代的」という意味だそうです(今調べた)。

どれを選んでも操作画面や操作方法は同じです。

さらに、どのスタイルを選んだとしても、他スタイルの素材やテンプレは共通で利用することができます。

2つのボディタイプから選べる

▼スタイルを選んだら次は、ボディタイプを選択する画面。

好きなほうを選びましょう。

ここで選ばなかった方のキャラや素材も結局使うことができます。

「だいたいこっちかな」というほうでOK。

シンプルで見やすい編集画面

▼ファイルを開いた最初の画面はこんな感じ。分かりやすく、編集中のファイルを開いてみました。うん、とてもシンプル。

パワポを使い慣れている人ならこの時点で「あ、なんかできそう」と感じたのではないでしょうか。

パワポを使ったことがないという人も、要は「紙芝居」だと思ってもらえればと思います。

左から右に向かってスライドが並んでいて、それらが1本の動画として書き出されてるだけですね。

んで、1つずつのスライドの中で、人やモノにちょこまかした動きがついてるだけです。

あと、スライドとスライドが切り替わる瞬間にも動きをつけられます。

豊富なテンプレートはカスタマイズ可能

VYONDのスライドは1から自分で作成しても良いんですが、豊富なテンプレを活用するのがおすすめです。

上図のように、ジャンルやカテゴリーごとにテンプレがたくさん用意されています!

ぱらぱら見ていくと「あ、これ見たことある」ってのが見つかるかも。実際私の動画にもテンプレがかなり活用されています。

ただ、テンプレそのまま使うのもなんなので、配色やフォント変更でオリジナリティを出すことは可能。いくらでも可能。

オブジェの位置も自由自在に動かせますよ。上の図で言うと、カーソル(矢印)の位置とか、PCの大きさとかですね。

登場キャラテンプレはカスタマイズ可能

キャラクターのテンプレもたくさんあります。

「カジュアル」とか「オフィス」とかカテゴリーがあって、その中にさらにいろんな人物がいます。

テンプレでも十分なんですが、ここにいないキャラクターを生成することも可能!

▼新規キャラ生成画面

ベースとなるキャラを選んだら、輪郭やヘアスタイルを変更。お着替えも可能。

同じ要領で、ヘアスタイルや眉毛も変更できます。

ただ、顔のパーツの種類はそこまで多くないです。目は現在、以下の9種類のみ。

もしかすると「物足りないな」「あの人(自分)にもっと似せたいのに」って思うかも知れないですが、限られたパーツの中でいかに「その人っぽく」するかって試行錯誤するのも良いものです。

たとえば以下は私が作成した生ハム帝国さんなんですが、さっきも言ったように顔はそこまで個性が出せないので、キャップとか服装で「それっぽく」しています。それっぽくないですか?伝われば嬉しい……。

▼左から、SkillHacksの迫佑樹さん、MovieHacksの生ハム帝国さん、DesignHacksのるちこ先生。髪型とか服装はバリエーション多めなので、そのへんでなるべく「寄せていく」感じです。

表情や動きはいくらでもつけれますが、無表情でただ並んでるのもなんかかわいいですよね。

まあ、そんな感じで「あーでもないこーでもない」と作成したキャラは、テンプレ化しておくとワンクリックで呼び出せます。

1回ずつ作成しなくて済むのでありがたいです。

小物オブジェクトや記号も豊富

キャラと同様に、動物とか食べ物とか雑貨や記号などなど使えそうなテンプレも収録されています。

種類が豊富なので、検索バーにキーワードを入力して検索すると時短になります。

グラフやチャートもワンクリックで設置可能

難しそうに思われるグラフやチャートも、実はテンプレがあります。

動きは最初からついています。

数字や色は置き換え可能なので、もうほんと「なーんだ」ってくらい簡単にできます。

テキストアニメーションもテンプレあり

テキストアニメーションもテンプレがあります。

横からシュッと出てきたり、ぽよんと跳ねて登場するのとか、なんかもう最初からついてるんですよ。動きが。

拍子抜けするくらい簡単にできます。

色やフォント、サイズなどなどはもちろん変更可能です。

BGMも使用可能

作成した動画にBGMをつけるとグッとクォリティがアップします。ワンクリックで挿入できます。

良い感じのBGMはすでに取りそろえられています。

アップロードした音楽ファイルを使うことももちろん可能です。

シーン(スライド)切り替えもワンクリック

スライドとスライドの切り替えですね。シュッと横から出したり、にゅっと手で出したり、きらきらっと光らせながら入れ替えたり。

そういうのもね、全部入ってるんですよ、もう。

説明が投げやりになってきてますが、とにかく全部入ってるよってことです。

逆に、すでにそろっているものをどうアレンジできるかが腕の見せ所とかになってくるんでしょうね。VYOND人口が増えたら「あ、これ見たことあるー」ってことも増えてくると思うので。

まとめ:VYONDは簡単にアニメーション動画を作成できるソフト

結論:VYOND=全部そろってる

で良いと思います、もう。

VYONDは次のようなシチュエーションで使えます。
  • 「商品やサービスのPR動画をいい感じに作りたい」
  • 「営業用の提案書や企画書をいい感じに作りたい」
  • 「ホワイトボードアニメーションを作成したい」
  • 「動画でポートフォリオを作りたい」
  • 「動画の知識はなくても動画を作りたい」

VYONDは用途の可能性が広く、ぱっと思いついたところでこんな感じです。他にもいろんな使い方ができそうです。

そりゃあ最初は「ソフト代、高いな!」って思いました……。

Amazonプライムに慣れきった体にはキツイなってほんとに思いました。

でも、これだけ操作が簡単で、テンプレ豊富で、BGMもそろってて、短時間で良い感じのアニメーションが作れて……

ってのを知った今となっては「安いな」ってレベルです。

……すいません見栄を張りました。たしかに高いは高いんです。やっぱり高い。

でも、価格に値する使いやすさと、あと、収益性ですね。需要がグ~ンと伸びてるので、コスト回収は決して難しくないと思います。

「VYONDやってみよっかな」って思った方は、私が受講した『AnimationHacks』も参考にしてみてください。

基本操作から絵コンテの作成、LINE風動画の作成方法など、現役YouTuber講師から最短で学ぶことができます。

私も「独学じゃなかったからこそ、ここまで最短で身につけることができた」と実感しています。