こんにちは、ちなです。
先ほど「科学的な適職」の図解ツイートをしました。
「科学的な適職」を図解してみました。就職・転職・副業・フリーランス…働き方や職種に関わらず、仕事選びの後悔を限界まで減らすためのデータ。 pic.twitter.com/M3I3qlJsyw
— ちな l 動画編集 (@writer_china) July 14, 2021
私自身、20代、30代のうちに、6回転職してきました。
新しい会社に行くと心機一転「ここでがんばるぞ!」と思うのですが、3ヶ月も経てばもう次の転職先を探している状態でした。
- 転職を繰り返してしまう
- 仕事選びで失敗したくない
- 人生の後悔を限界まで減らしたい
こんな人に、ぜひ読んで欲しい本です。
忙しい人向けに作成した図解メインで、要約します。
なぜ私たちは仕事選びに失敗するのか?

そもそも人間の脳は、仕事選びに適していません。
- 「仕事選び」という問題は、現代になって出てきた問題。この問題を処理する能力が、人間に備わっていない
- 大量の選択肢(働き方、職業)を前にすると、多くの人は不安や混乱に襲われてしまう
- 人間の脳には生まれつき、偏見や思い込みといったバグが存在する
以上のことから、私たちの脳は仕事選びに向きません。
だからこそ、脳をあてにせず、科学的根拠にもとづいて仕事を選びをしたほうが、適職を選ぶ精度を高めることができるのです。
仕事選びで誰もが陥りがちな幻想7つ

- 好きを仕事にする
- 給料の多さで選ぶ
- 業界や職種で選ぶ
- 仕事のラクさで選ぶ
- 性格テストで選ぶ
- 直感で選ぶ
- 強みや適性で選ぶ
え?と思いませんか。
だって、いずれもよく見かけるアドバイスですよね。
転職サイトの入り口には性格テストが設置されてますし、適性診断とか普通にやってます…。
ですがこれら7つ、科学的データにもとづけばすべて、幸福な仕事とは関連性が低いものなんです。
つまり私たちは、幸福な仕事選びと関係のないことを重視していたんです。「私たち」って言っちゃいましたが、少なくとも私は、重視してました…。
じゃあ、何を基準に仕事を選んだら良いの?基準なんてそもそもあるの?
と思いますよね。
ご安心ください。ちゃんと基準はあります!
仕事の幸福度を高める7つのチェック項目

本書では「7つの徳目」という言葉なんですが、「7つのチェック項目」としました。
これから転職しようという人や、働き方を変えようとしている人は、この7つをチェックして欲しいからです。
- 自由:その仕事に裁量権はあるか?好きに意見を言えるか?
- 達成:前に進んでいる感覚は得られるか?仕事のフィードバックはどのように得られるか?
- 焦点:その仕事はあなたの持ち前の「気性」に合ったものか?
- 明確:組織や会社のビジョンははっきりしているか?その実現のためのしくみはあるか?
- 多様:プロジェクトの川上から川下まで関与できるか?日常の仕事でどれくらいの変化を感じられるか?
- 仲間:自分に似た人(好きになれそうな人)がいるか?組織内に助けてくれる人はいるか?
- 貢献:自分の行為が他人に良い影響をあたえた事実を可視化しやすいか?
この7つを満たす仕事であれば、仮に世間的な評価が低くても、働く本人の満足度が高いというわけです。
まとめ:幻想を捨てて幸せな仕事を選ぼう
この本を、転職活動に明け暮れていた頃の自分自身に読ませたいです。
今は、フリーランスという働き方に落ち着いたというか、転がり込んでいますが、よく言われている仕事選びの基準が「幻想」であることを知っていれば、時間を無駄にせずにすんだのかもなと思います。
今後、働き方は多様化します。
いろんな人のいろんな声が、聞こえてくるようになると思います。
そんな時、「好きを仕事に」だの「強みを仕事に」だの、甘い言葉に惑わされないよう、脳ではなく科学的根拠をあてにして、後悔の少ない人生を選べていけたらと思います。
迷った時は、本書の内容を読み返したいと思います。
…と言いながら本を開くのはぶっちゃけめんどいので、作成したこの図解を見返します。笑
ということで、この記事は以上です。