図解

【図解】「転職と副業のかけ算」

こんにちは、ちなです。

書籍「転職と副業のかけ算」を図解しました。

この本の最大の特徴は、

  • 個人で稼ぐ力をつけて→さっさと独立!
  • 個人で稼ぐ力をつけて→雇われない働き方万歳!
  • 個人で稼ぐ力をつけて→自由満喫ライフ!

ということではなく

会社員が本業の成果を活かしながら(会社を辞めることなく)、転職と副業のかけ算で自分の市場価値を高め、手堅く生涯年収を最大化!

を、提唱しているところ。

転職や副業を考えている人、生涯年収を最大化したい人は、この記事で紹介した内容をもとに、今後のキャリアやロードマップを描いてみてほしいです。

手堅いです。(大事)

では紹介に入りましょう。

「個人で稼ぐ力」が「安定」を生む

変化の早いこれからの時代、会社員の安定像も変化しました。こんなふうに。

  • これまでの会社員の「安定」の定義=大企業に入れば安心これからの会社員の
  • 「安定」の定義=個人で稼ぐ力を身につけることが安定

このへんは、昨今ニュースやSNS、書籍でもよく語られているので、割と耳慣れた言葉かなと思います。

多くの人は「大企業=安泰」なんて、もはや思っていません。

実際、個人で稼ぐためのスキルをつけたり、副業について調べたり、実際に始めたり、という人も多いでしょう。

ただ、「その先」ってどう考えてますか。

  • スキルをつけたら→今の会社を即辞めてやる!
  • スキルをつけたら→フリーランス!

と、本業から離脱する考えの方も多いと思います。

私自身、フリーランスなので、どちらかを否定するつもりはないです。結局「その人自身に合っていて、その人自身が納得できていて一番幸せな状態」にあることが最適解だと思います。

ですが「本業×転職×副業」が手堅いよ!って、実績をもとに発信している人って割と少なくて(と私は感じる)、こういう選択肢があるってことを知らない人もいるんじゃないかな、だとしたら損失だよな、と思います。

いろんな選択肢があって、その中から自分に合ったものを各人が選び取れるのが、これからの社会であってほしいなと思うのです。

フリーランスもよし、本業×副業もよし、転職もよし、みたいな。

話を戻すと、本書で作者が提唱するのが「本業で得た知見を副業に活かし、生涯年収を最大化しよう」という手堅い手法。

作者のmoto氏は、副業で4,000万稼いでも辞めない理由について、

本業で得た知見が副業の情報源となるから

と述べています。

本書を読んでくれたあなたがもし、副業で本業と同じ額を稼げるようになったとしても、すぐにサラリーマンを辞めることはおすすめしません。それよりも、週3日間サラリーマンをやって、週2日は自分で好きな時間を過ごすことで、人との繋がりや社会との接点を持ち続けたほうがいいです。

「軸ずらし転職術」とは?

具体的な年収の上げ方として、作者の体験をもとに、2つの方法が語られています。

  1. 軸ずらし転職
  2. 副業術6つ

この2つです。

まずは転職術…「軸ずらし転職」についてです。

そもそも年収は、職種×業界で決まります。

なので、会社員が生涯年収を上げようと考えたら、

  • 「稼げる業界」を選ぶ
  • 「稼げる職種」を選ぶ

これらが近道なんだ、とmoto氏は述べます。

実際にmoto氏は、

  1. 地方ホームセンターのレジ打ち
  2. 人材企業
  3. リクルート
  4. ITベンチャー+副業
  5. 広告ベンチャー+副業

と軸をずらしながら、年収をアップさせてきました。

このルートが誰にでもピタリと当てはまるわけではないですが、今在籍している企業よりも高い年収レンジの業界に移ることで、年収の上がり幅は、同業同職種への転職より大きく増やせます。

同業同職種への転職や、昇進や役職アップではなく、軸ずらし転職によって年収を上げていこう、という考えです。

会社員の副業術6つ

副業術については、6つのポイント・注意点が紹介されていました。

  1. 労働集約型にしない
  2. 会社員の経験を発信する
  3. リクルートの事業展開に学ぶ
  4. 売り上げ目標を決める
  5. お金のある市場で人の困りごとを解決する
  6. 時間を効率化する

いずれも「会社員ならでは」のポイントです。

特に②会社員の経験を発信する、というところ。

そもそも人は有益だと思った情報にお金を払いますし、逆に言えば自分の問題を解決してくれる情報には多少高くてもお金を払います。

それがもし苦痛を緩和し、今より良い状況に導いてくれるものなら。

じゃあ、私たちはどんな人が発信している情報を信用できますかね。

大手企業がつくったメディア?

じゃ、ないですよね。

「過去に同じ問題で悩んでいたが、解決・克服した人の発信」じゃないですか?

その苦悩に共感し、その解決策を知りたいわけですよね。

たとえば化粧品とかサプリとか商品を買うときに、口コミを調べたりしますよね。それも結局「CMが言ってることじゃなくて、実際使った人の感想を知りたい!」と思うからです。

ちょっと話それますが、育児ブログとか闘病ブログとかもそうじゃないですか。理想とかイメージとかじゃなくて、「実際どうなの?」「私みたいな人って他にもいるの?」って悩んで、探し求めるわけですよね。

ファッションのコーディネートもそうですよね。「女優やモデルが着たら似合うのわかってるんじゃ!私レベルが着こなせるか、着こなすにはどうしたらいいか知りたいんじゃ!」ってことです。よね?

こんなふうに「経験者」のリアルな声やアドバイスって、多少のお金を払ってでも欲しいものですよね。悩みが深ければ、尚更です。高くても、なんとしてでも欲しくなります。

話を戻して、だから、転職や副業の発信をするなら、自分のオリジナルの経験や知見を発信すれば、価値あるコンテンツになるのではないか。

この考えにもとづいて作られたmotoさんのブログ「転職アンテナ」は、19記事で4,000万稼げました。

しかしこの「たった19記事」の裏には、作者個人がかけてきた歳月、経験、知見がぎゅっと詰まっています。そこから発信される情報の内容はオリジナルなので、どんな大企業にも真似できず、パクられません。

だからこそ、同じ悩みを持つ会社員から支持・信頼され、結果的に売上につながったのです。

よく「たった19記事で4,000万も稼げるんだ。ブログってラクそうでいいね」と言われることがあります。しかし、このブログは20歳から今に至るまでの10数年の経験と、4度の転職活動で得た知見の凝縮です。大切なのは記事の数ではなく、自分の経験を出し惜しみすることなく発信し、「人の役に立つ内容」を生むことなのです。

【まとめ】「転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方」

本書の内容をまとめます。

  1. これからの時代は「個人で稼ぐ力」をつけることが「安定」につながる
  2. 転職は、同業同職種ではなく「稼げる業界」「稼げる職種」いずれかにずらして年収を最大化する
  3. 本業での成果に転職と副業を「かけ算」して生涯年収を最大化

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