こんにちは、ちなです。
フリーランス生活も3年目に入りました。
1年目に比べると、営業が減っています。
1年目を振り返って「あれはよくなかったなあ…」と思い返すことが、いくつかあります。
いろいろありますが、1つは「弱点を無駄にさらす」ということ。
これは、よくなかったです。
先日に、次のツイートをしました。
弱みをあえてさらす必要ないです。
・初心者ですが
・未経験ですが
・実績0ですが保険かけてきてるな…と思わせてしまいます(自分も結構やってしまってたから気持ちはとても分かる…)。
業務遂行によほど差し支えるのでなければ、そこは正直に押し出さなくておkです🙂
— ちな@動画編集/Vyond (@writer_china) July 15, 2020
弱みをあえてさらす必要ないです。
・初心者ですが
・未経験ですが
・実績0ですが
保険かけてきてるな…と思わせてしまいます(自分も結構やってしまってたから気持ちはとても分かる…)。
業務遂行によほど差し支えるのでなければ、そこは正直に押し出さなくておkです
内容を深掘りしていきたいと思います。
目次
謙遜という名の甘え
わかりやすく翻訳しましょう。
- 初心者ですが…(だから、ミスがあってもおおめに見てね。言ったからね)
- 未経験ですが…(だから、段取り悪くてもおおめに見てね。言ったからね)
- 実績0ですが…(だいたい同上)
要するに、こういうメッセージなんです。
保険をかけてるんです。
クライアントに「こっちは経験値が低いんだから、もし何かあっても自己責任でお願いします。先に言いましたからね。文句は受け付けませんよ」って言ってるようなものです。
言ってる本人は、意図的ではないかも知れません。
単純に受注への不安がまさって、念押しで言ってしまうこともあるでしょう。それが大半だと思います。
少なくとも私は(迷惑かけたくない…)(期待を下回りたくない…)(損害を与えたく無い…)くらいに思って使っていました。
しかしこれではクライアントは不安だし、自分自身の成長も阻害します。
よかれと思って正直に申告したことが実際には誰のメリットにもならないのです。
※蛇足的補足→実績や経験を質問されたら正直に回答せねばなりません。私が言いたいのは「きかれていないのにあえて」「保険をかけるために」自己申告するのもったいないよ無意味だよということです。
すべてを正直に言う必要はない
業務遂行に差し支えるような弱みは伝えるべきです。
たとえば、過去の経験からあきらかに1週間くらいかかるものを「明日納期ですか!もちろんできます!」とかはアウトだし、プログラミングを一度も勉強したこともないのに「アプリ開発のベテランです!」とかはもう、完全アウトっていうか妄言の域だと思います。
ただ、それ以外のケースで「初心者です」「未経験です」「実績0です」って、べつに言う必要はないです。
理由は、前の段落で述べたように誰のメリットにもならないからです。
不要な情報です。
じゃあ何を伝えればいいのか?↓
できるかできないかだけ伝えてくれればOK
そもそも私がなぜこの話をしているかというと、最近、外注をする機会があったんです。個人的な思いつきで。
クラウドソーシングサイトで募集をかけて、15〜20名くらいですかね。
実際の応募文を見ていて「多いな!」と思ったのが、この、
- 初心者ですが
- 未経験ですが
- 実績0ですが
だったんです。
「もうそれ言わなくていいよ!」と思うと同時に、過去の自分を振り返り赤面するのでした…。
初心者なら、未経験なら、実績0なら、作ればいいじゃない!
「だってほんとに初心者だもん!」と言いたくなる気持ちも分かります。
「こんなはずじゃなかった。初心者なら最初に言ってよ、もー」って言われたらイヤですよね。
防止策として自己申告してるんですよね。
わかります!
ミスマッチはお互い避けたい!
となると、1番良いのは、サンプル(ポートフォリオ)を作った上で応募することではないでしょうか。
可能なら応募しようとしているジャンル、テーマにピンポイントの制作物を見せられれば1番です。
しかし、応募期限が迫ってる・どうしても時間が無い…などの理由で、ピンポイント制作が難しいとします。
その時は、限りなくジャンルが近いもの+メッセージを添えると良いんじゃ無いでしょうか。
たとえば「20代女性向けECサイトのWebバナー制作をお願いしたいです」という案件なら。
1番良いのはそのクライアントのサイトの雰囲気やテイストにあわせて作成することです。
が、間に合いそうになければ過去に制作したWebバナーを3点ほど添付して、「こういうものを作ってきましたが、他のテイストでも制作できます」みたいなことを伝えれば、「なるほどね」ってなるんじゃないでしょうか。
良い意味で見栄を張り帳尻を合わせるという方法もある
仕事としての実績があろうがなかろうが自分が(できそう)と思ったら、「できます!」と答えてしまうのが成長が早かったりします。
受注した以上、なんとしても「できる」自分にならないといけないので、100%…いや、120%、150%の力を出していくことになります。
そうすると、これまで「120%の力を出さないと達成できない」と思い込んでいたことが、100%の力でできるようになります。
ちょっとずつ負荷をかけて、ちょっとずつ限界を超えていく。
そうすることで、自分の基準値がすこーしずつすこーしずつ上がっていくイメージです。
今ふと思い出したのですが私の高校時代、部活の顧問がこんなことを言っていました。
「普段の練習で120%の力を出してないと、本番で100%の力は出せないよ!」
これも結局、自分に負荷をかけることの大切さを言ってるのでしょう。
「わぁ、きつそう不安だな…」「でも、全力で取り組めばなんとかできるかも…」
くらいの感じならとりあえず「やれます」と口に出して、それから帳尻を合わせても良いでしょう。
成長が早い人や仕事でかわいがられる人って、この、良い意味での「ハッタリ」を使っている気がします。
不安そうな人より、どんとこい!な人に任せたいというのは、クライアントのみならず人間誰しもそうですよね〜。
気持ちの良い取引ができそうですしね。そういう予感がありますよね。
「この人に任せたら良い仕事してくれそう」
そういった「予感」を感じさせることも、フリーランスは大事な気がします。
保険をかけるよりポートフォリオ素材を作ろう
まとめます。
保険としての謙遜は、クライアントを不安にさせます。
「え…なんか不安…この人に発注すんのやめとこっかな…」
ってなります。
結果、受注できません。
あなたの実績はゼロのまま、スキルは現状のままです。
そんなのイヤですよね。
だったら、今できること、レベル感を具体的につたられるよう、手を動かしましょう。
…私も動かします。
この記事は以上です。
毎日の発信をポートフォリオ化する方法を紹介したこちらの記事も参考にしてみてください。
