気ままコラム

無料教材(独学)で失うもの3つ

  • 「副業を始めたい」
  • 「いずれ独立したい」
  • 「稼げるスキルを身につけたい」

そう思い立った時、最初にするのが教材選びです。

教材選びで気になるのは、やっぱり価格ですよね?

  • 「勉強にあまりお金をかけたくない」
  • 「無料で済ませられる独学一択」
  • 「稼げるようになったら良い教材でレベルアップ」

こう考えるかも知れません。

私もかつては「無料でも学べる勉強にお金使うなんて損!」という考えでした。

しかしそれだとお金以上に失うものが大きすぎることに気づきました。

そこで今回は「無料教材(独学)で失うもの3つ」というテーマで話します。

【追記】本記事は、現在一緒にお仕事させていただいている迫佑樹さんにRTされ、たくさんの方に読んでいただき、「参考になった」「自己投資大事ですよね!」など多くのRTやいいねをいただきました。ありがとうございます。

無料教材で失う3つのもの

結論から言うと、

  1. 価値
  2. 時間
  3. 報酬

大きくこの3つです。

ひとつずつ見ていきます。

①価値

価値っていうのは、教材やコンテンツの価値です。

モチベーション、という観点が分かりやすいと思うので、最初はそれで話します。

「モチベーション」と聞くと「うおおお!やるぞおおお!」といった、ほとばしる情熱・炎・修造のようなものをイメージするかも知れません。

そうとは限りません。

むしろ、モチベーションが試されるのって、本当にふっとした瞬間なんですよね。

たとえば、

  • 「はあ〜。今日はだるいし勉強ちょっと休もうかな」
  • 「昨日がんばったから、今日はやらなくてもいっか」
  • 「仕事が忙しくて疲れた。明日からやろう〜zzz」

となった時に、「いやいや、おい待て」と止めてくれる声があるか。

無料教材や独学で勉強してると、このストッパーが存在しません。

なぜか?

中断したからってべつに痛くも痒くもないからです。

ストッパーの前身って、前払いした痛みとか犠牲なんです。

お金を出してないんだから、お金を失うわけではない。

時間は失ってますが、たぶん自分は気づいてない。

むしろ「向いてなかったわ〜」「早めに切り上げよう〜」と手放してしまいます。

集中して向き合えば、時間も報酬も手に入ったかも知れないのに…。

教材やコンテンツは同じものでも、お金を払ったことによって、手にしたものの価値が変わる(上がる)ってことです。

人間の心理として、自分が選んだものや、自分が買ったものって良く見えます。

他の人から見ると「いやいやそんな良くないよ」ってものも、お金を払ったんだから良いものに感じられます。

そうしないと代償の説明がつかないので、落ち着かないんですよね。

自分が「価値がある」と信じるからこそ、教材やコンテンツの効果が最大化します。

「これだけお金を払ったんだ」→「それだけの価値あるものだ」という思いが芽生える→思いを現実のものとするため努力できる!

こんな流れなのかなと思います。

②時間

時間も失います。

これは、無料の情報は体系だっておらず、散らばって存在していることが多いためです。

たとえば「動画編集を学ぼう!」と思い立ったら、次は「さてまずどこから始めよう?」とくるわけです。

これが無駄なんです。

「何をどう学んでいこう?」を第1の無駄として、ここをクリアできても、続く第2の無駄、第3の無駄が控えています…。

  • ソフトは何を使う?→調べる
  • ソフトの基本操作は?→調べる
  • カットの方法は?→調べる
  • テロップの作り方は?→調べる
  • 営業ってどうやるの?→調べる

自分で調べても答えは見つかりますが、時間は失われます。

また、もし間違った方法を自己流で身につけてしまった場合、その先の時間も失います。

現役プロや講師から学んでいればもっと効率の良い方法が、効率よく身につきます。

教えるプロはどう示すかというと、まず全体のロードマップを見せてくれます。

「こういう手順で学んだら、こういうゴール(結果)を得られます」と示した上で、「じゃあ、ここから取り掛かりましょう、レッスン1」といった流れです。

森と木、両方を見た上で学習をスタートできるんです。

そして、独学や自己流よりずっと効率的なルートでゴールにたどり着くことができます。

③報酬

1つ目の「価値」とリンクする項目ですが、「お金を払ってコンテンツの価値を最大化しつつ体系的に学んでいれば得られたであろう報酬」を失います。

ちょっと大袈裟に聞こえるかもですが、要するにその後の人生が変わってくるということだと思います。

お金がすべてじゃないですが、ある方が選択肢は拡がります。

大金じゃなくて良い

金額は、べつに大金じゃなくて良いです。

お金をかければかけるほど稼げるようになるって話でもないです。

個人的には「ちょっとイタイ出費」だけど「生活が困窮するほどではない」くらいの金額がほどよいかなと思いますが、皆さんどうでしょうか。

あんまり苦痛を伴う額だと、経済状況が気になって勉強どころじゃなくなりそうです。

ちなみに「将来の利益のために勇気を出してすべてを捧げよ!」みたいに催促してくるのは…それは詐欺師ですかね…^^

守りつつ攻める、攻めつつ守るって感じでしょうか。

「背水の陣」って環境を作り出すことでうまくいく人もいるかもですが、経済的な意味での「背水の陣」は怖いです。ギャンブルになってしまうのでおすすめしません。

いやいや無料(独学)で成功した人いるじゃん?

「無料教材で成功してる人いるじゃん」という声もあると思います。

有料教材を使った人すべてが稼げるようになっていないのと同様、無料教材(独学)でプロになっている方もいます。いろんな分野で。

そういう人たちの特徴として私が思うのが、

  1. モチベーションがすでにあった
  2. 効率的に学べる手段を知らなかった

この2つじゃないかなと思います。

「モチベーションがすでにあった」というのは、そのスキルなり知識なりを身につける目的が、その人の中にすでにあったというものです。

たとえば「好きなゲームを実況したいから動画編集を学んだ」とか「友達にプレゼントしたいからハンドメイドアクセサリーを学んだ」とか、明確かつ「必然」の目的(お金以外であることが多い)があったケースです。

そしてこういう方達って割と「今から学ぶならもっと効率よく学ぶ(学べたのに)〜」みたいな発言していることが多いように感じます。

「知らず知らずのうちに身についてたけど、こんな学習方法あったならもっと早く知りたかったよ!」みたいな感じですかね。

なので「無料でも成功した人」というより「好きだから成功してた人」といった感じなのかなと思います。

もし最初から「副業にする」「仕事としてする」が目的なら、効率的に学べる手段を選ぶべきです。

実際「無料や独学で成功した人」って「自分が欲しかった情報を詰め込みました」という思いを込めて教材を作ったりしているイメージないですかね?

なんとなく私の中でそういうイメージあります。

だからまあ、うんうん、そういうことなんだろうな〜と思います。

払ったお金が無駄になることはない

勉強を続けていく中でやっぱり「合ってない」「もっと興味関心のあることができて時間が足りない」みたいな状況になったら、すっぱり止めて良いと思います。

お金が無駄になることを恐れてずるずる続けていると、結局、時間が無駄になってしまいます。

気持ち的にもモヤモヤします。

あと、払ったお金は無駄になりません。

「これは自分には合わなかった」ということが分かったじゃないですか。

自分に合った学習スタイルが見つかったのではないですか?

勉強習慣が少しでも身についたのではないですか?

だったらそれで良し!です。

仮にその勉強を中断することになっても、行動することをやめなければOKです。

教材の質が悪かったら無駄金じゃん

「自分はやる気があるのに教材の質が悪かったり自分に合わなかったりしたら無駄金じゃん」

という意見もあるかもです。

ただ私はその場合もべつに無駄じゃないと思っていて、教材を選ぶ嗅覚が磨かれます。

「失敗した〜」と感じたならどうして失敗したのかとか、商品を選ぶ時は何を参考にすれば良いのか(口コミ?LP?販売者の発信?etc)とか、次回からは慎重になるじゃないですか。

そういう意味では、たまに「あーあ」っていう失敗さえも、無駄じゃないですね。

まあ、気持ち的には嫌ですけどね…。

「あーあ」だけで終わらせるのじゃなく、「失敗の理由はこれとこれだ。だから次からはここに気をつけよう」みたいに持っていければ良いと思います。

自分の買い物のクセみたいなのも発見できます。

「私って人の言葉を鵜呑みにしやすいな…」とか、「割引されてるとすぐ買っちゃうんだな…」とか、「期間限定って言葉につられやすいな…」とかとかですね。

まとめ:無料教材で失うもの3つ

無料教材で失うものは、

  1. 価値
  2. 時間
  3. 報酬

の3つです。

最初にある程度の犠牲(お金)を払っとけば、価値を最大化したい心理が働き、集中して取り組めたり継続できたりといったメリットがあります。

もし「やっぱり自分に向いてなかった」となっても、それはそれで収穫です。

「自分に向いてないもの」が分かりました。

勉強を続ける過程で、自分なりの勉強習慣が把握できました。

お金お金って言いますが、大金じゃなくて良いです。

自分に出せる範囲の教材を買ってみるとか、気になる分野のセミナーに1回参加してみるとか、微かな痛みを伴う決断が、後の自分を大きく成長させてくれます。

感じる痛みをうまく利用して、あなたが目指すところに近づきましょう。

そういう考えで、私も可能な範囲で、自己投資を続けています。これからも続けていきたいです。

自己投資やめた時にボケそう…。

なるほど、いろいろ書きましたが、結論「ボケたくない」ということですね。

この記事は以上です。