こんにちは、ちなです。
大卒後10年以上会社員した後、フリーランスとなった経歴を持っています。
現在フリーランス3年目です。
そんな私が「フリーランスと会社員は、ここが違う!」としみじみ実感したことを1つだけ挙げます。
念のためですが、これからするのは社会保険とか税金とか働き方とかの話ではなく、私という一個人がゆるっと実感したことです。
目次
違うことを始めようとした時に「これからどうするの?」と訊かれない
見出しが結論なんですが、会社員の時って転職するにしても働き方を変えるにしても、決断を打ち明けた同僚や上司から「えっ、これからどうするの?」と訊かれることが多かったです。親とか友人とかも。
ニュアンスとしては「今さら(その年で)転職とか難しくない?」「フリーランス?無理無理!」「まだそんな甘い考えなの?」「もうそろそろ落ち着いたら?」みたいな感じだと受け止めましたし、ストレートにそう言われたこともあります。
「ちなさん、もう結婚して永久就職しましょう♩」と言ってきた主婦の方も…その方めっちゃ話しやすく楽しい人で大好きでしたが、そこは「んんん…」ってなりました。笑
他には「いつでも戻ってきて良いからね」という一見優しい言葉も、裏には「その選択で大丈夫かなあ?うまくいくわけないと思うよ」という声が込められていたのかな、と思います。
悪意は無いと分かっています。
ただ(え〜、そうかな〜?そんなに無理なこと言ってるかな〜?)と思ってましたし、(またこれか〜面倒臭いな〜)と思っていました。
私は10年間で6回転職したのですが、例外なくそうでした。
自由な考え方をしてるなーいろんな世界を知ってるんだなーと思った人もそう言うので、柔軟なところとそうではないところがあるよな人間だものね、と思いました。
あまりに無理だよ無理だよ言われるので、あっ世間一般的にそういう風潮ならまだ稼げる…と思ったほどです。
フリーランスはたしかに自由だった
私は副業でライティングの仕事を始め、収益が給料を超えたのでフリーランスになりました。
勉強することやスキル習得が楽しかったので、その後、Webデザインや動画編集を勉強しました。
複数のスキルそれぞれ平等にリソースを割くこともできないため、継続案件をお断りすることが出てきました。
「今までライターのお仕事でお世話になりました。これからは動画編集の仕事にリソースを割きたいと思います…」
こう告げた時、担当さんは「良いですね!」「応援しています!」など好意的な反応をしてくれることが多かったです。
「我が社では動画編集者も募集していますよ」と提案してくれるディレクターさんもいました。とても感謝です。
少なくとも「いや、難しいっしょー!現状維持だいじ!挑戦とかリスクしかない!」みたいな声はかけられなかったです。
フリーランス=替えが効く
ただ、別の言い方をすればこれって「替えはいるから大丈夫だよ!」って意味だよなーとも思って。
それは当然だよな、とも思いました。
それでも今の働き方が性に合っている
なので「いやー。やっぱフリーランスって身軽で自由だわー。最高ー!」ではないんですが、よし違うことやろう!と思った時に、変にズルズルせずカラっと切り替えられるのはやっぱり魅力的だなと思います。
両方経験した上で実感するのだから、私はこれで良いです。
変えなければならないのは職場ではなく働き方だった
会社員時代、いやいやしぶしぶ働いている人をたくさん見ました。
私もそうでした。
我慢我慢忍耐忍耐…平和1番…とにかくこの1週間をやり過ごせ…みたいな。
どっちの働き方が優れているというのではなく、今これだけ選択肢が増えているのだから、誰もが、どの選択肢を選ぼうとも変な抵抗や引きずり合いに苛まれることなく、試行錯誤できる世の中にもっともっとなればいいなと思います。
成功とか稼ぐとかそういう目標もあって良いですが、まずは「働きやすい」「性に合ってる」そんな場で、方法で、働ける人が一人でも増えたらなと思いました。
そんな人を一人でも増やすべく今私ができることは、自分の体験や学習していることを少しずつ発信していくことなのかな?と思っています。
私は今まで「どこかに自分にあった職場がある」と思って転職を繰り返してきました。
でも、変えなければならなかったのは職場でも業種でもなく、働き方でした。
私の発信が、働き方を考え始めている誰かの参考になれば嬉しいです。
この記事は以上です。