「お金の勉強になる」と聞き、スコセッシ監督×ディカプリオ主演の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を見ました。
「このペンを売ってみろ🖊️」。
売りたい時は“おすすめ”せず、需要を作って“供給”すれば良い。
貯金ゼロから年収49億円になった株式ブローカーの回想録(実話)をもとにした映画です。
酒池肉林:学び=9:1な感じです。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』https://t.co/EBqY05Bt6i
— ちな@動画編集/Vyond (@writer_china) August 29, 2020
キャッチコピーは…
「貯金ゼロから年収49億円 ヤバすぎる人生へ、ようこそ。」
金!欲望!ドラッグ!セックス!
って感じの騒々しい映画です。
実在の株式ブローカーがモデル
映画の主人公、ディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォートは実在の人物。

出典:wikipedia
ブローカーとしてキャリアを始めたベルフォートは、投資家相手にペニー株を騙し売る仲介会社を創業。
富裕層相手の投資詐欺で富を築き、金と欲望のパーティーを繰り広げます。
と同時に、ドラッグ依存に陥って…。
それから、怒涛の金・女・ドラッグ・証券詐欺・資金洗浄…といろいろわーわー続いて、映画のラストでセミナーの聴衆に向かって投げかけた質問が、「このペンを売ってみろ」。
聴衆の無垢な(無知な)眼差しが印象的でした。
いきなりこの質問されたら、私もこんな感じでポカーンとしてるんだろうな、って…笑
課題「このペンを売ってみろ」
「このペンを売ってみろ」。
そう課題を出されたら、あなたならどう売りますか?
「これはとても良いペンです!」
「老舗文房具メーカーが作っていまして…」
「このペンは書き心地が素晴らしく……」
のように、ブランドや機能面などさまざまな角度からおすすめして売り込もうとするのではないでしょうか?
▼映画ではこのシーン。
しかし、どれも不正解。
おすすめされたペンを人は買おうとは思いません。
ではどう売る(買わせる)かというと…
映画の中の会話を紹介します。
ベルフォート「このペンを売ってみろ」
何でも売る男「ナプキンにサインしてくれ」
ベルフォート「ペンが無い」
何でも売る男「じゃあこのペンを売ってやる」
このように需要(ニーズ)を生じさせ、そこに供給するだけです。
「おすすめ」ではなく「需要への供給」。
結構有名みたいですが私はこのエピソード初めて知ったので、へー面白いなーと思いました。
まあ、すごく簡素化されているんでしょうね。
実際は、
- 「おまえが書けって言ったんだから売らずに貸せよ!」とか
- 「お金出さなきゃいけないの?じゃ、サインしーない」とか
- 「そもそもなんでサインしなきゃいけないの?しかも売りつけるって何様?」とか
反論が出そうです。
ですが、まあ今回はそういうことを言いたいのではないと思うので、あんまり触れないどこっかな。
…って思ったのですが、やっぱり実際これをセールスに応用しようとしたら、そういった反論が出ることを予想し、先回りし、1つずつ「買わない理由」を潰していくことになるんでしょうね。
なのでまさに「極意」って部分ですかね。
まとめ:需要があれば売れる
需要って「ある」だけでなく「つくる」もの。
または「無意識」から「意識」させるもの。
そういう目で見ると、雑誌もテレビもネット広告も需要を生もう生もうとあの手この手で迫ってきていることがわかります。
セールスを学ぶことは、攻めでもあり守りでもある。
知っていると知らないとで人生が変わりそうです。
お金持ちとそうでない人の、稼げる人とそうでない人の違いって、結局「知ってる」か「知らないか」。
その違いだけなんだろうな。
そう感じました。
映画のほうは、いろんな意味で目が釘付けの3時間でした。
学歴もコネもなくても「上手い人からコツを学ぶことができれば、そしてそれを実践すれば、人って変われるんだな〜」とも思いました。
気分を高揚させたい時とかに見てください。
逆に寝る前とかはおすすめしません。
この記事は以上です。