2020年11月24日本日、信用金庫で「小規模企業共済制度」に加入して来ました。
ふるさと納税の話題が盛り上がってくるこれからの時期ですが、節税力なら小規模企業共済を活用しない手はありません。
私も上限フルで節税するため、掛け金の年間上限84万円を一括納付してきました。
手続きは即日完了です。
本記事では、申し込みに当たって個人的に手間取った部分(無駄足だった部分)を、備忘録的に書き留めておきます。
「小規模企業共済制度」を検討している人の参考になれば嬉しいです。
目次
「小規模企業共済制度」は事業主の退職金制度
おさらい。
小規模企業共済制度とは、従業員20名以下の経営者のための制度。
私のような、在宅で受託してる個人事業主(フリーランス)も入れます!
フリーランス必携の税金本にも、「自分の退職金を準備する制度」の1つとして紹介されています。ちなみにもう1つはイデコです。

出典:お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
私の目的はずばり「節税」。

画像引用:中小機構
年間84万円も経費で使おうと思ったらなかなかのことになるし、フリーランスには退職金制度ないしな〜ってことで入ることにしました。
以前、税理士さんに相談した時も小規模企業共済制度は絶対利用!と教えてもらったので。
「小規模企業共済制度」を申込んだ流れと失敗ポイント
- 中小機構のページから申込書類を請求する(郵送)←失敗①不要だった
- 信用金庫の「本店」へ行く←失敗②無駄足だった
- 信用金庫の「支店」へ行く
- 引き落とし用の口座を新規開設する
- 84万円を現金で払う←失敗③コンビニATM行く必要無かった
- 確定申告に必要な領収書を受け取る
1つずつ見ていきます。
1.中小機構のページから申込書類を請求する(郵送)

画像引用:中小機構
中小機構のサイトを見ると資料請求が郵送でしかできなかったので、問い合わせフォームから申し込みました。到着まで1週間程度。
ですが、この申込書類、信用金庫で普通にもらえました。
わざわざ問い合わせフォームから郵送してもらわなくて大丈夫です。(念のため申込予定の金融機関に要確認)
2.信用金庫の「本店」へ行く
小規模企業共済の加入手続きは、中小機構と業務委託契約を締結している委託機関(委託団体)または金融機関の本支店(代理店)の窓口でできます。
ゆうちょ銀行やネット銀行では申し込めない点は注意!(あー不便…)
私は、代理店一覧で確認した地元信用金庫の「本店」へ行きました。
そこで「小規模企業共済に加入したいです」と伝えると、「お住まいはどちらですか?」と質問。
ん?
お住まい??
とりあえず住所を答えると「それだったら○○支店が管轄ですね」と。
- 私「え、本店ではできないんですか?」
- 信用金庫「支店ごとのテリトリーがあるので」
テ リ ト リ ー !
そ う い う と こ だ ぞ金融機関。
自分たちのナワバリより顧客の利便性を考えてだな〜うんぬんかんぬん…
と思いつつ。
そもそも事前に確認せず行動した結果(自責思考)なので、まあ良い運動になるか〜と近所の支店へ。
3.信用金庫の「支店」へ行く
ただ無駄に移動しただけとなると癪なので、本店近くのフレッシュネスバーガーを食べた後、支店へ移動しました。
タピオカおいしかった…!ホットドッグもおいしい。

4.引き落とし用の口座を新規開設する
小規模企業共済は、ゆうちょ銀行とかネット銀行が使えません。
上記口座しか持ってなかった私は、信用金庫の口座を新規開設することに。口座あんまり増やしたくなくて絞ったんですが仕方無い。
必要になるものは、
- 印鑑
- 最低入金額(1,000円でOKだった)
20分程度で通帳が完成。
キャッシュカードは後日、郵送ということです。
ちなみに確定申告の控えが必要とありましたが、提出を求められませんでした。これは後日連絡が来るパターンか…?むむ。
5.掛け金84万円を現金で払う
小規模企業共済の掛金は、月額1,000円〜70,000円の範囲で設定できます。
今年の分は遡って納付できるので、年払い(70,000円*12ヶ月=84万円の納付)にします。
今年の納付に間にあわせるためには現金納付のみだったため、現金を引き落としてくることに。
「さて84万円を下ろそう」と思ってローソンATMに到着したら「上限20万円」の文字!
そっか、そうだよね防犯上それくらいだよね…。
事前に上限額を上げておいたつもりでしたが、上げたものは振込金額上限でした。
ということで、ネット銀行の口座→信用金庫のできたてほやほやの口座へ送金。
スマホ操作で完結。
最初からこうすれば良かった。笑
6. 確定申告に必要な領収書を受け取る
コンビニを出て信用金庫の窓口へ戻り、できたて口座へお金を振り込んだ旨を伝えます。
引き落としの書類を書かされ、お金はそのまま納付されました。
最後に、確定申告時に必要になるという領収書(下掲)や、その他契約申込書の控えやらを受け取り、手続き完了。

↓10月〜12月の間に申し込みした場合、確定申告にはこの領収書が必要みたいです。

ちなみに、今年分は年払い(84万一括納付)して、来年からは毎月引き落とし(月額)っていう申し込み方も可能で、私は予定通りそれにしました。
まとめ:小規模企業共済制度は早めに申し込もう
なんでも早めに手続き完了させておくと安心ですね。
小規模企業共済制度、ちょっとめんどくて放置してた部分があるので反省。実際やってみるとシンプルな流れで、多少手間取りましたが即日でやることは完了しました。
年間84万円が所得控除される小規模企業制度、フリーランスの皆さんぜひ活用を検討してみてください。
この記事は以上です。